L’aideの事務員Sです。
ビジネスの合間のブレークタイムに4つのSTEPであなたのIT不安をちょっと解消するをテーマに発信していきます。

【STEP.2】
知ってると「ちょっと得する」IT活用の裏技をご紹介します。
今回は、便利な # (ハッシュタグ) の「ちょっと得する」豆知識です!楽しく読んで吸収していただけたら嬉しいです。

 

目次

1. # (ハッシュタグ) について

2.「キーワード選定」と「トレンド検索」

3.ビジネスへの活かし方

 

1. # (ハッシュタグ) について

〇 # (ハッシュタグ)とは何か?

 # (ハッシュタグ) とはSNS上のキーワードやトピックを分類するタグのことです。InstagramやXエックス(旧Twitter)などのSNSで活用できます!「#」の半角記号の後に任意のキーワードを入力することで、そのキーワードをタグとして投稿に加えられます。特定の言葉やトピックを強調・分類するのに役立ちます。
# (ハッシュタグ) をつけたキーワードは、画面上で青い文字に変化し、ハイパーリンク化されます。

そのはじまりは、2007年にエンジニアの「クリスメッシーナ」さんが「barcamp」というイベントに「 # (ハッシュタグ) をつけてグループを作るのはどう?」とXエックス(旧Twitter)でつぶやいたのが最初だと言われています。

〇 # (ハッシュタグ) をつけるメリット

【1】検索しやすくなる(キーワード検索)
発信者は、何のトピックについての投稿なのかを端的に表し、他のユーザーに見つけてもらいやすくなります。
ユーザーは、ハッシュタグの検索から、該当するキーワードが含まれた投稿を見つけやすくなります。興味のある情報や話題にたどり着きやすくなるので、投稿内容を基にコミュニティを形成しやすくなります。

【2】旬の話題がわかる(トレンド検索)
発信者は、トレンドの市場調査をしながら、注目の話題を意識した投稿テーマを設定しやすくなります。
ユーザーは、トレンドを調べたり、気に入った投稿者をフォローすることができます。興味のある話題の投稿者を通じてコミュニティを形成しやすくなります。

〇 # (ハッシュタグ) の適正な記載方法

【1】掲載位置の適正
まれに、文章自体を # (ハッシュタグ) 化する方もいらっしゃいますが、投稿文の文中に # (ハッシュタグ) を入れることも可能です!投稿文に # (ハッシュタグ) を含めると、キーワードとの関連性から、投稿内容がより伝わりやすくなります。
# (ハッシュタグ) の最もオーソドックな掲載位置は、投稿文の最後に改行して入れることが多いです。

【2】添付数の適正
添付可能なタグの数ですが、Xエックス(旧Twitter)では140文字以内であれば何個でも添付可能です。推奨は、1~2個までが目安とされています。Instagramでは、30個までは添付可能ですが、10~12個が推奨とされています。複数のキーワードを添付する場合は、関連するまとまりごとに、各カテゴリの「掲載順序」なども意識しながら添付するとよいでしょう。

【3】記載文字の適正
# (ハッシュタグ) の具体的な作成方法ですが、「#」は必ず半角で入力しましょう。入力後、
青い文字に変化し、ハイパーリンク化されていれば、キーワードが正しくタグ化されている状態といえるでしょう。
「#」が全角だと、タグとして認識されません。使用可能な記号は「_」(アンダーバー)のみで、その他、
句読点やスペースなどの記号はタグ化できませんので、注意が必要です。
また、複数の # (ハッシュタグ) を付ける際には、前後にスペースで区切りをつけて、キーワードのひとつひとつが独立するように作成しましょう。

 

2.「キーワード選定」と「トレンド検索」

〇「キーワード選定」

# (ハッシュタグ) に入れるキーワード選定の際に意識するとよいことをいくつか紹介します。

【1】考える切り口(例)
1.# 物 ( # マグカップ # ミルフィーユ # 万年筆 )
2.# シチュエーション ( # うちカフェ # カフェスイーツ # 成人のお祝い )
3.# 場所 ( # マグカップ専門店 # 自由が丘カフェ # 銀座の文具店 )
4.# コミュニティ ( # マグカップマニア # カフェスイーツ好き # 万年筆初心者 )

☞キーワードを探す際にはこのような切り口から連想させてみてはいかがでしょうか?

【2】検索ボリューム(検索数の多い順)
1.ビッグワード:幅広い層にヒットするキーワード
2.ミドルワード:ある程度限定されたキーワード
3.スモールワード:目的がはっきりとしたキーワード

☞検索数はリーチ数に影響するので、各ワードをバランスよく入れておくことをおすすめします!

【3】掲載順序
1.自社ブランドワードorオリジナルワード
2.コミュニティ系
3.一般ワード

☞キーワードは関連するまとまりごとに掲載すると見やすく、掲載順序は固有のトピックから順に掲載するとよいでしょう。

〇トレンド検索

【1】トレンド検索サイト

①Instagram「ハシュレコ」

➁Xエックス(旧Twitter)「Twittrend」

☞ # (ハッシュタグ)のワードに関するデータ収集で、おすすめの検索サイト2件です。

【2】InstagramとXエックス(旧Twitter)のハッシュタグ検索

☞ # (ハッシュタグ)のデータ収集は、InstagramやXエックス(旧Twitter)などの投稿予定SNSで検索する方法もあります。

【3】検索ボリューム

分類 ボリューム 概要
ビッグワード 10万以上 上位に表示されればリーチ数を稼げるが、そもそも上位表示が難しい傾向にある
ミドルワード 1~10万 ビッグワードよりは上位表示しやすい傾向にあるが、ボリュームの多い層なので簡単ではない
スモールワード 1万投稿未満 ニッチなワードがメイン。ボリュームが少ない分、競合も少ないため上位表示を狙いやすい

☞ # (ハッシュタグ)検索の際に表示される検索数を目安にすると、リーチ数を上げるヒントになるかもしれません

【4】トレンドワード紹介

①Instagramの世界のトレンドワード

順位 # (ハッシュタグ)
1 love(愛)
2 instagood(インスタいいね)
3 fashion(ファッション)
4 instagram(インスタグラム)
5 photooftheday(その日の写真)

☞Instagramにおける # (ハッシュタグ)検索における世界の普遍的トレンドワードをまとめてみました

➁Instagramのおすすめワード

順位 # (ハッシュタグ)
1 アウトフィット(ファッション系)
2 カフェ活(カフェ系)
3 デリスタグラマー(ごはん系)
4 instafood(ごはん系)
5 お写んぽ(カメラ系)

☞Instagramの # (ハッシュタグ)検索における最近のお気に入りのワードをまとめてみました。

③Xエックス(旧Twitter)の世界トレンド

順位 # (ハッシュタグ)
1 Reynoso(レイノソ_サッカー選手)
2 Neymar(ネイマール_サッカー選手)
3 Castellanos(カステヤノス_MLB選手)
4 Broncos(ブロンコス_アメフトチーム)
5 Richarlison(リシャルリソン_サッカー選手)

③Xエックス(旧Twitter)の日本トレンド

順位 # (ハッシュタグ)
1 ジェネクス
2 ココスにマロンと秋が来た
3 夏油フェニックス
4 ナイトマーケット
5 ラミィちゃん

☞Xエックス(旧Twitter)の # (ハッシュタグ)検索におけるその日のトレンドワードを世界編と日本編でまとめてみました。

 

3.ビジネスへの活かし方

〇ビジネスへの活かし方

# (ハッシュタグ) は、ユーザーにとっては、関連性の高い投稿やアカウントを探す上で欠かすことができない機能です。
また、企業にとっては、認知度や利用頻度など、自社の商品やサービスへの評判を知ることができる貴重な仕組みです。# (ハッシュタグ) の機能を利用して、市場のリアルな声を調査しながら、新たな商品やサービスの開発・立案に活かしたり、ブランディングを高めることもできます。また、イベントやキャンペーンのプロモーションの際にも、この機能をうまく活用することで、より広範囲にリーチできる可能性を高めることにもつながります。

☞以下に、具体的な活用シーンをまとめてみました。

【1】業界や消費者の動向の調査
SNSでは、自社だけでなく、競合の評価、業界に対する印象、または、消費者が求めている商品やサービスのヒントなど、さまざまな情報を収集することができます。定期的に観測していくことによって、消費者や業界の動向を把握することができるのです。さらに、発言しているユーザーの属性を分析することで、「潜在的なニーズ」を発見することも可能となります。これにより、新たな顧客層の発見や、関連商品の企画に役立てることができます。

【2】リアルタイムの口コミや評判の調査
総務省の調査で、ユーザーの約8割が「口コミやレビューをもとに商品購入を決定している」ことがわかっています。
各企業では、SNSで収集した口コミや評判を活用して、商品の改良を行ったり、キャンペーンや広告施策を工夫したり、マーケティングに役立てています。
他の口コミサイトと比べると、SNSの口コミから得られるデータは、幅広く、細かく、量も多いので、統計的に分析することを可能にしてくれます。より精度の高い「消費者の声」を得られるところが最大のメリットといえるでしょう。

【3】ブランドイメージ向上のヒント獲得
SNSでは消費者のリアルな声を収集できるため、会社やサービスへのイメージをより正確に把握することができます。SNS上の投稿を分析することで、今後のブランディング戦略の決定に役立ちます。ブランディングに成功することは、消費者の意思決定までの時間短縮や、購入時の安心感にもつながるため、非常に重要なのではないでしょうか。

【4】消費者のニーズや市場調査
アンケートやお客さまセンターで得られるニーズの声はごく一部の情報です。一方、SNS上で得られるニーズの声は多種多様な情報です。SNSの投稿を検索・調査することで、消費者が「商品やサービスに求めている物事」を見つけることができるのではないでしょうか。SNSでは、幅広く多様なニーズを把握することが可能だからです。
多くの投稿のなかから傾向を分析し、「どのような機能を求めているか」、「どの程度の金額なら購入するか」など、いくつかの要素を抽出することで、今後の商品・サービスの改善に役立てることも可能です。

【5】事前のリスク検知
消費者が多くの情報を得られるようになった今、SNSの情報から自社の印象を把握しておくことは非常に重要です。自社のブランドイメージや口コミを把握することによって、風評被害などを未然に防ぐことにもつながります。

【6】広告施策のヒント
SNSでは、リアルタイムで消費者の感じたことが投稿されています。それを収集し、分析していくことで、テレビCMやインターネット広告など、自社が行っているプロモーションに対する消費者の印象を知ることができるのです。その反応から、クリエイティブの内容や露出の仕方を改善するなど、プロモーションのPDCAをより早く回すことが可能となります。

〇「ソーシャルリスニング」とは?

「ソーシャルリスニング」とは、SNSなどの「ソーシャルメディア」からユーザー生の声(口コミ)を分析し、マーケティング施策に活用する手法です。

主に、InstagramやXエックス(旧Twitter)などの代表的なソーシャルメディア(SNS)や、ブログ、掲示板、レビューサイトなどに発信された情報を収集・分析し、商品の開発やブランディングに活かすマーケティングを指します。# (ハッシュタグ)検索などもそのひとつといえるでしょう。

SNSやブログなどWeb上に発信された情報は、実際に製品やサービスを購入したり利用した消費者の本音や感想を知るうえでとても重要なものとなります。
特に、リアルタイムで幅広くデータの収集が可能なSNSの情報は、ユーザーの人物像の設定まで分析可能なので、マーケティングに合わせて、必要なユーザーの情報を収集し、分析して役立てることが可能です。今の時代、SNSのデータを活用した「ソーシャルリスニング」の手法は、ビジネスに欠かせない調査方法となっているのではないでしょうか。

〇「アンケート」との違い

自社の商品・サービスの利用者の声を聞く方法のひとつに「アンケート」という手法があります!
ソーシャルリスニング」と「アンケート」は、似ているように感じますが、以下に違いをまとめてみました

ソーシャルリスニング アンケート
率直な意見・感想 本音を答えにくい
気づかなかった内容を発見 回答内容が限られる
リアルタイムでデータ収集可能 収集に時間がかかることもある

「アンケート」は、作成者が聞きたい項目を自由に設定できます。回答者は質問の内容に限ったことしか答えられません。ネガティブな意見は出しにくく、本音を書きにくい難点があります。「アンケート」を依頼してから、回答されたものを回収・集計されるまで、データの収集には時間がかかる場合もあります。

「ソーシャルリスニング」は、ユーザーが発信した率直な意見・感想を拾う形式をとっています。聞きたい内容をコントロールすることはできませんが、気がつけないような新たな情報が得られる可能性が高い方法になります!リアルタイムの口コミを収集することも可能です!

自社の商品やサービスの利用者の声を調査したい場合は、それぞれの調査方法の性質を踏まえて、選択しましょう。

〇記事のテーマ設定

# (ハッシュタグ) を有効活用できると、マーケティング戦略や、商材開発、プロモーションやブランディングなどにも役立てられるようになります!

ユーザーは、競合サービスや業界全体への印象など、さまざまな情報を発信しています。
それらを定期的に観測していくことによって、市場や業界の動向を把握することができます。
さらに、
ユーザーの属性を分析することで、新たな顧客の発見や商品企画に役立つこともあります。

ただし、投稿の際にはいくつかの注意が必要です!
トレンドや人気の# (ハッシュタグ)が効果的とは限らないからです!いわゆるビックワードと呼ばれるような人気の# (ハッシュタグ)は競合も多いため、検索される機会は多くても、なかなか上位表示されることは難しくなるようです。また、投稿記事にとって関連性があるワードかどうかも重要です!内容と照らし合わせて
自然なワードであるかはきちんと確認しましょう。

逆に、投稿記事のテーマで悩んだ際には、ターゲットとしているユーザーがどのような# (ハッシュタグ)で日頃検索しているかを調査し、求められているニーズに応えるようなテーマを設定するのもよいでしょう。
例えば、「内容がおもしろい」とか「役に立つ」とか、または、「写真やイラストがきれい」とか「かわいい」など、重視されているポイントを押さえると、テーマ設定もやりやすくなるのではないでしょうか。
# (ハッシュタグ)を上手に活用して、市場の「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を意識した記事のテーマ設定をすると、多くのユーザーに興味を持ってもらい、リーチ率も上がるかもしれません!投稿テーマに悩んだ際には、是非意識して活用してみてください。

 

 

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